創業176年!相模原市の山奥で営む日本酒酒蔵「久保田酒造」

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相模原市内に住む日本酒好きなみなさま、こんにちは!先日、1人でぶらりと日本酒の酒蔵見学をしてきたのでそのときの模様をお伝えします。

相模原市内には日本酒の酒蔵が2つあります。住宅地や都市開発された場所のイメージが強い方にとっては驚きかもしれませんね!これも都市開発されたエリアと自然豊かなエリアが共存する相模原の特色と言えます。

今回訪問したのは、緑区にある「久保田酒造」。地元だけでなく都内でも時折見かける日本酒「相模灘」をご存知の方は、結構多いのではないでしょうか。お一人様から見学受付をしているのが大変ありがたいですね!これはいくっきゃない!

当日はとても快くご対応いただきました!まとめます。

橋本駅からバスで30分弱で到着

橋本駅北口の階段を降りていくとバスロータリーがあります。今回乗るバスは2番発「橋07 鳥居原ふれあいの館」行です。バスは本数がとっても少ないので要注意!予約の電話をしたときに丁寧に教えてくれました。HPにも最適な時間が掲載されております。ちなみに車でも訪問可能です。

久保田酒造へ向かう橋本駅での写真1枚目です 久保田酒造へ向かう橋本駅での写真2枚目です 久保田酒造へ向かう橋本駅での写真3枚目です

バスに揺られること30分弱。最寄りの停留所「無料庵」へ到着。降りるとすぐに看板が見えますので迷うことはないはず。強いていえば、どっちに行けばいいのだろう?という点ですね。坂があるのでそこを下っていけば道なりにあります。

久保田酒造の入り口写真1枚目です。
 久保田酒造の入り口写真2枚目です。 久保田酒造の入り口写真3枚目です。

自分が住んでいるのは住宅地なので、このような大自然が市内にあるというのはなんだか嬉しくなりますね!天気も良くて最高でした。

久保田酒造の目の前にある自然の風景写真です。 久保田酒造の入り口写真1枚目です。 久保田酒造の入り口写真2枚目です。

昔懐かしい造りの建物。こちらが久保田酒造さんの入り口です。荘厳な外観ながらどことなく懐かしさを感じて、心がほっこりしてきます。

中へ入って、見学予約の名前を伝えると、奥からご担当の方を呼んできてくれるとのこと。ワクワクがとまりません!

久保田酒造の中庭の写真1枚目です。 久保田酒造の中庭の写真2枚目です。

いざ蔵見学スタート!

女将さんがご案内役です。マンツーマンって本当に贅沢!申し訳ないぐらいです。

日本酒の製造工程の解説図を見ながら酒造工程を説明してくれました。

日本酒の製造工程が描かれた図の写真です。

お米はまず精米(外側を削る作業)をして、水に一晩漬けた後にむ酒用のお米(酒造好適米といいます)を蒸すための機械で甑といいます。500キロまで炊けるのだとか。大きい!

日本酒の甑の写真1枚目です。 日本酒の甑の写真2枚目です。 日本酒の甑の写真3枚目です。

蒸したお米は一旦冷まします。そのための放冷機。なんと、ここから別の部屋へ米が飛んでいく仕組み!風で管の中を通すようです。

日本酒の放冷機の写真です。

蒸したお米は、酒造り用と「麹」といって、発酵剤となる原料用とに分けられます。ここは麹を作るための部屋。2時間に一回はチェックをしなければならないらしく、酒造りがピークを迎えると眠れない日が続くようです。伝統文化を生み出すことの過酷さが垣間見えますね。今ちょうど作業中で、温度管理が重要なため非公開。

久保田酒造の整麹室の写真です

次の場所へ。

久保田酒造の冷蔵庫の中の写真です。 久保田酒造の冷蔵庫の中の写真です。

ここでお米に水と麹と酵母が与えられて発酵させていきます。「かい入れ」といって、木の棒のようなもので混ぜながらしっかり発酵を促していくようです。室内はもうお酒の香りで充満していて、お酒が好きな方はたまらないはずです(笑)

久保田酒造の相模灘など日本酒を発酵させるためのタンクです。 日本酒を造るために蒸して冷ましたお米を通す管 日本酒を造るために蒸して冷ましたお米を通す管

この太いホース状の筒から蒸したお米を空気で飛ばしているそうです。持ち運びの負担がだいぶ軽減されるとのこと。くっついてしまいそうだなと思って聞いてみたら蒸したお米は結構パラパラとしているらしく、すんなりと飛んでくるようです。

相模灘を造る久保田酒造にある日本酒を搾る機械の写真です。 相模灘を造る久保田酒造にある日本酒を搾る機械の写真です。

この機械でお酒を搾って液体のみを抽出します。白い部分にお酒がお米ごと入ってきて、右から左に圧迫していきます。圧迫されて固まった酒粕も販売されます。

相模灘を造る久保田酒造にある日本酒を貯蔵するタンクの写真です。 相模灘を造る久保田酒造にある日本酒を貯蔵するタンクの写真です。

出来上がったお酒はこの大きなタンクで貯蔵されます。久保田酒造さんでは瓶熟成を行うため、あまり長期間はここで保管はしないそうです。

相模灘を造る久保田酒造にある日本酒の瓶詰め機械です。

瓶にお酒を注入していきます。そして蓋をする。ラインは機械が流してくれますが最終的には人の目で目視チェックは欠かせません。

相模灘を造る久保田酒造にある日本酒を火入れ殺菌するための機械です。

瓶へ入れる前にここで火入れ殺菌をします。中が管状になっていて、周りから熱して消毒するようです。よくできていますね!

これが一連の流れです。最後は販売所で試飲させてくれます。酒用のお米は種類がたくさんあります。その米違いのお酒や、辛口タイプに仕上げたもの、日本酒で漬けた梅酒や酒粕から造った焼酎も!ほろ酔いです(笑)

相模灘を造る久保田酒造の日本酒販売所です。 相模灘を造る久保田酒造の日本酒販売所です。 相模灘を造る久保田酒造で日本酒の試飲をしたときの模様です。 相模灘を造る久保田酒造で日本酒の試飲をしたときの模様です。

相模灘を造る久保田酒造で日本酒の試飲をしたときの模様です。

相模灘の美山錦50%磨きが好みだったので購入して帰りました。手で編んだという網も一緒に。味があっていいですね!公園の花見などに持っていきたい。

お酒造りって、大変な作業ですね!!11月以降のピーク時になると、常に蔵人のみなさんが動き回っていてこの工場内も賑やかになるのだとか。どうせ見学するならその辺りの時期がよいと思います!もちろん、邪魔にならない程度のモラルとマナーをもって、ぜひ行ってみてください!

相模灘を造る久保田酒造の酒造りの工場内風景です。

口コミ情報

口コミサイト 口コミ件数 評価(星の数)
Google 105件

・お酒の味良し、雰囲気良し
・お店の方が親切
・日本で一番美味しい日本酒
・・・etc

店舗情報

店名 久保田酒造
住所 神奈川県相模原市緑区根小屋702
電話番号 042-784-0045
営業時間 10:00-17:00
※蔵見学は要お問い合わせを
定休日 不明
ホームページ 公式HP
駐車場 あり

 

 

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地元は中央区。現在は南区在住。妻1人、子1人。結婚を期に相模原へ戻った昭和56世代。趣味は酒とウタ。よくひとりで近所をぶらりと飲み巡っています。ひょんなことから中国酒に興味が湧いて、今は紹興酒をはじめとした中国地酒の魅力を啓蒙活動中。個人blog「八-Hachi-」(↑名前にリンクあります〜)にて、"せんべろ紹興酒"が楽しめるお店や、紹興酒入門となる基礎知識などをまとめて発信しています。干杯!
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