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JR「淵野辺」駅の北口を出て徒歩5分、店主が魔術師か錬金術師と私の中でもっぱら噂のラーメン屋にやってきました。

それは「中村麺三郎商店」…2016年にオープンと若いお店なのに、食べログの選ぶ「ラーメン百名店」に3年連続選ばれている相模原が世界に誇るラーメン屋さんなのです。

では実食！

『海老ワンタン白湯らぁ麺』(1100円)を食す

ラーメンの命、それはスープ。そして中村麺三郎商店のスープはあっさりしているのに濃い、複雑で美味しい。
地鶏のガラ、丸鶏、豚骨、香味野菜、鯖節、煮干し等々の素材を使っているそうです。1口食べると、様々な旨味が口に広がって「な、何やこれは！？」となる事間違いないでしょう。
そしてその思いは中毒となり、以後定期的に「中村麺三郎商店のらぁ麺が食べたい」になってしまうのです。

多分、マスターは魔術師か錬金術師なんじゃないかなと私はにらんでおります。

絶対にワンタンは食べて帰った方が良いよ！

実は私、海老嫌いなんです。何というか、海老臭いというか味が苦手なんですけど。そんな私が食べちゃう海老ワンタン、それが中村麺三郎商店のワンタンなんです！
普通の海老ワンタンって口に入れると「海老のくさみ」的なものがしますよね。「あ、海老だわ…」っていうね。
それが中村麺三郎商店のワンタンは違います。まず、レンゲに乗せるとワンタンが『プリッ！』ってしてます。

このワンタン、もしや生きてる？

口に入れると、プリプリとした気持ちいい感触とともに「海老の旨味」が口に広がります。

「私が今まで食べてた海老って海老ワンタンって何だったの？」

ラーメン屋さんのワンタンに感動する日が来るなんて、思った事はありません。

でも、それもそのはず。

中村麺三郎商店のマスターは東京は溜池山王の中華料理の超高級店『聘珍楼（へいちんろう）』で修業されていた御身。そこでワンタン作りを学ばれたそうです。
つまり、本来ならこの海老ワンタンだけで1100円払ってもおかしくないのに、マスターのご厚意でラーメンに入って1100円という超リーズナブルなお値段になっているのです。

これはもう食べないと損です。

中華麺も美味しいよ『担担麺』を食す

「何でラーメン屋で担担麺頼むんだよ、こいつ素人か？」

と思うじゃないですか。
でもね、先ほど説明した通り、店主が聘珍樓で修業していたので、メニューには担担麺の他に酸辣湯麵なんかもあるんです。
そして、これがまた美味しいの何のって！
そのせいで

「今日はラーメンって気分じゃないんだ、だから酸辣湯麵食べに来ちゃったよ」

ってなことも多々ありまして、全く、店主は我々をどれだけ通わせたら気が済むのでしょうか。
私が注文した担担麺は、王道細麺と肉みそ、山椒がかかっております。この山椒がまたたまらんのですよ。
スープ自体はゴマと背脂かな？の旨味が出ているのに、口に入るとあっさりする仕様。どうしてこんなすごいスープが作れるの？そしてまた細麺と相性が良いんだこれが。
「この美味しさの秘訣は一体？」と思ってスープを飲んでいると、いつの間にか全部飲んでるし。

こんなすごいラーメンを作れるマスターは何者なんでしょうか、ご存じの方いたらご一報ください。

中村麺三郎商店あれこれ

お店のルールを守って楽しく食事をしたいものです。

テーブルの上はシンプルです。お酢とかゴマとかニンニクとかはありません。

中村麺三郎商店の店舗情報

店名	中村麺三郎商店
住所	神奈川県相模原市中央区淵野辺4－37－23
電話番号	042-707-7735
営業時間	【月・木・金・土・日】11:30～15:00・18:00～21:00 【火】11:30～15:00
定休日	水曜日
公式アカウント	https://twitter.com/n_menzaburou
駐車場	有り　4台

一度食べたら忘れられないラーメン、中村麺三郎商店さんでした

・ワンタンを必ず食べるべし

・中華麺も美味しいのでぜひ

・マスターは聘珍樓で修業していた料理の達人